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自宅でできる産後ケアは?セルフケアや受けられるサービスを紹介

育児に悩む母親

「産後ケア」という言葉を、聞いたことがある人も多いでしょう。しかし、実際はどのようなケアをすることが大切なのでしょうか。今回は産後ケアについて行うべき理由をはじめ、行政や民間で受けられるサービスなどについてご紹介します。

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産後ケアの必要性

産後ケアは、なぜ出産後のお母さんに必要なのでしょうか。ここでは産後、母体に起こる症状や産後ケアの必要性について解説します。

産後うつの防止

産後の回復していない体で、お母さんはいきなり子育てという大仕事が始まります。とくに初産の場合わからないこと・不安なことばかりで体はもちろん、メンタルに大きな負担を負うケースも少なくありません。こうした負担は、産後うつにつながってしまう恐れがあります。産後うつを防止するためにも、お母さんの産後ケアは欠かせないものといって良いでしょう。

体の回復

出産には体に大きな負担がかかり、相当な体力が必要です。そのため、出産したらすぐ元の体に戻る訳ではありません。個人差はあるものの、子宮や骨盤の回復には2~3ヶ月程かかります。また、会陰の痛みや産後の出血などにより、出産後も体力が削られる場合も少なくありません。出産後体を回復させるには、育児以外の時間は休息を最優先にすることが大切です。

ホルモンバランスの調整

出産が終わると、女性のホルモンバランスは急激に変化します。ホルモンは乱れると心身ともに不調を与えるため、休息時間が必要なのです。したがって、ホルモンの乱れを落ち着かせることも産後ケアとして重要といえます。

自分でできる産後ケア

日常の中で、自分でできる産後ケアがいくつかあります。ここでは、その中でとくにおすすめのものを紹介しますので、ぜひ試してみてください。

体を温める

産後は代謝が落ちるため、体が冷えやすい状態になっています。冷えは血流を悪化させ、体調不良の原因にもなるため注意が必要です。体の状態によっては、産後1ヶ月程は入浴を禁止されるケースもありますが、温活は怠らないようにしましょう。おすすめなのは足湯です。40〜42度のお湯に7~8分程くるぶしまでつけましょう。冷めたら足し湯をして温めると、全身の血行改善が期待できます。

消化の良い食事を心がける

子育てによる睡眠不足や疲れは、内臓の機能を弱らせてしまいます。そのため、産後に胃の不調や食欲不振を感じたら、消化の良いものを選んで食べるようにしましょう。食欲が無いからといって、食事を抜くことは体力をどんどん奪うので絶対にNGです。お粥や温野菜・煮物といった、優しい食事が好ましいでしょう。

行政や民間で行う産後ケア

出産後のお母さんの産後ケアは、行政や民間でも行っています。ここでは主に受けられるサービスについて見ていきましょう。

宿泊型

宿泊型は、母子が一緒に産院や専門施設に滞在してゆっくり過ごすことができます。その間、助産師さんといったスタッフのケアを受けられるため、お母さんの体力回復にもつながるのです。行政が行うサービスの場合は、事前に自治体窓口に利用希望の申請をします。

料金は比較的安いですが、受け入れ人数や日数が限られており、希望通りに利用できない場合があるため注意しましょう。民間も利用の流れは変わりませんが、施設の設備やサービスによって費用が高額になることがあるため、しっかりと事前確認しましょう。

デイサービス型

デイサービス型は、施設に日帰りで通いながらケアを受けるものです。自治体や民間企業などが指定する産院やホテルで、朝から夕方まで滞在が可能となっています。宿泊型と同様に、行政が行うサービスの場合は、事前に自治体窓口に利用希望の申請をします。費用はお手頃ですが、受け入れ人数の関係で希望日に利用できないことがあるので注意しましょう。

民間の場合は行政サービスより割高になりますが、希望日に予約がとりやすく、施設によっては個室ランチやマッサージなどのサービスも受けられるところがあります。

アウトリーチ型

アウトリーチ型は、ケア専用のスタッフが自宅に訪問してくれるサービスです。体調などの関係で、外に出ずらいお母さんにぴったりのサービスとして、利用者も多くなっています。行政も民間も、希望日にスタッフが訪問し育児相談や授乳指導などを受けられますが、行政は訪問回数や時間、補助金額に制約があるので注意しましょう。

一方民間は、個別のニーズに合わせたケアを受けやすいですが、行政より料金が割高になります。

産後ケアは周りの協力も必要

産後はお母さんの負担が心身ともに大きくなるため、1人で全てをこなすのは難しいです。そのため、産後ケアがとても大切になっています。自分でできるものもあれば、行政・民間が行っているサービスもあるため、ときには周りの手も借りながら、無理のない育児を行っていきましょう。

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