尿漏れに生理用ナプキンはNG!正しい対策方法やケア用品を紹介
尿漏れケアに生理用ナプキンを代用している女性は意外と多いです。「尿漏れ専用グッズは買うのが恥ずかしい」など、さまざまな意見もありますが、尿漏れに生理用ナプキンの使用は推奨できません。今回は、なぜ生理用ナプキンが尿漏れケアに適さないのかをはじめ、正しいケア方法をご紹介します。
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生理用ナプキンは尿漏れ対策に適さない
どちらも水分を吸収するため、生理用ナプキンが尿漏れ対策に代用できると考える人もいますが、生理用ナプキンは尿漏れ対策に適しません。経血と尿では液体の粘度が異なるため、生理用ナプキンでは尿を吸収しきれないためです。結果として、漏れや肌荒れなどのトラブルが起きやすくなる可能性があります。
生理用ナプキンと尿漏れパッドは別もの
生理用ナプキン・尿漏れパッドは似た形をしていますが全くの別ものです。それぞれの特長を理解し、正しく使用することが大切になります。
生理用ナプキンの特長
生理用ナプキンは、ドロッとした液体を瞬間的に吸収する作りになっています。生理用ナプキンが吸収できる量は、一般的な生理時の1日あたりの経血量である、20~150ml程度がほとんどです。また経血は排出された瞬間は無臭で、その後空気に触れると雑菌が繁殖し、臭いを発します。そのため、吸収後に外に臭いが漏れにくいように、香り付きの商品も多く発売されているのです。
尿漏れパッドの特長
尿漏れパッドは、サラサラした液体を瞬間的に吸収できるよう作られています。また吸水量は20~300ml程となっており、生理用ナプキンの約2倍です。これによって尿の漏れを防ぐ他、尿をキープしておける吸水ポリマーを使用している製品もあります。加えて、尿のアンモニア臭を防ぐための消臭機能が備わっているものもあります。
短時間であれば応急処置として利用可能
出先で急な尿漏れが起きたり、自宅で専用パッドが切れていたりした場合、生理用ナプキンで応急処置は可能です。生理用ナプキンが手元にあれば、少量の尿漏れであれば問題なく防げるでしょう。ただしあくまで応急処置のため、長時間の使用はおすすめできません。生理用ナプキンで尿漏れを抑えつつ、専用シートやパッドを購入しに行きましょう。
尿漏れは専用グッズで対応
尿漏れは、専用グッズで対応することが大切です。尿漏れが起こったり、心配になった場合はまず以下のグッズをチェックしてみましょう。
- 尿漏れパッド
- サニタリーショーツ
尿漏れパッド
尿漏れパッドは、その名の通り尿漏れに特化した製品です。見た目は生理用ナプキンと似ているものが多いですが、吸水力が異なります。尿漏れパッドは、サラサラの水分を一瞬で吸収・保水して外に漏らしません。また、消臭性・通気性にも優れているためデリケートゾーンの肌ダメージも軽減できます。
サニタリーショーツ
日々尿漏れが起きる、生理と尿漏れが被っているなどの悩みがある人には、サニタリーショーツがおすすめです。サニタリーショーツは、吸水性の高い素材が使用されており、履くだけで水分を閉じ込めて漏れを防いでくれます。尿漏れはもちろん、急な生理にも対応できるので、今注目されているフェムテックアイテムです。
またサニタリーショーツは、使い捨てではなく洗濯可能なので、長期間で考えるとコストダウンにもつながるでしょう。
尿漏れ用の吸水ケア用品の選び方
吸水ケア用品は、尿漏れの量や機能性別に多くの商品が展開されています。初めて吸水ケア用品を選ぶときには、まず以下を確認してみてください。
衝撃で少しだけ漏れることが多い
咳やくしゃみなどの衝撃によるちょびっと漏れが多い人は、軽くて薄いタイプの吸水ケア用品がおすすめです。シートであれば、吸収量3〜15cc程が一般的で、つけている違和感のなさが大きなメリットになります。もしもの際のお守りに最適です。
強い尿意を感じトイレが間に合わない
急な強い尿意が多い人には、水分をしっかりキャッチできる吸水量の多いタイプがおすすめです。シートであれば吸収量は30~180cc程と幅広いため、自身の尿量に合わせて選びましょう。吸水力とともに、消臭性・通気性が高い商品が多いため快適に使用できます。
何時間に1回トイレで交換ができるか
仕事も都合などで、あまりトレイへ交換にいけない人はサニタリーショーツがおすすめです。サニタリーショーツは、ショーツそのものが吸水性の高い素材で作られており水分をしっかり吸収してくれます。数回の尿漏れでも吸水可能なため、長時間シートを変えるのが難しい人は取り入れてみましょう。
尿漏れには適切なケア用品を使おう!
生理用ナプキンは、尿漏れ専用シートは全くの別物のため代替品には適していません。尿漏れ対策には、専用のケア用品で対応していきましょう。また、サニタリーショーツであれば生理の経血にも、尿漏れにも対応ができます。生理用ナプキンと尿漏れ専用シートの使い分けに抵抗のある人は、ぜひサニタリーショーツも使用してみてください。