温活による6つの効果とは?身体を温めてて不調を改善しよう
体が冷えて体温が下がると、免疫力が落ちて体調を崩しやすくなったり、肩こりやむくみといった症状がでたりすることがあります。そこで注目されているのが、体を温めることによって不調を改善が期待できる「温活」です。本記事では、温活による効果を解説します。
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温活とは
温活は、体を温めて基礎体温を上げることで、体の不調を改善を促すことです。温活は、単なる暖房器具の使用だけでなく、食事や生活習慣などさまざまな面から体を温めるためアプローチをしていきます。食事の面では、温かい飲み物や体を温める食べ物を積極的に摂っていくことで、消化器官を刺激し代謝を促進する効果を狙います。
また、生活習慣を見直すことも基礎体温を上げるためには重要です。規則正しい生活や適度な運動を心がけることで自律神経を整え、体温調節を促します。基礎体温を上げて健康を維持していくためには、温活を日常生活に取り入れることが望ましいといえるでしょう。
体の冷えによる不調
体の冷えが引き起こす不調は、日常生活においてさまざまな面でみられます。まず、体が冷えることによって末梢血管が収縮して血液循環が悪化します。これにより引き起こされるのは、組織や臓器への酸素や栄養が不足することによる免疫機能の低下です。免疫機能が低下すると、かぜや感染症にかかりやすくなってしまいます。
他に考えられる不調は、筋肉や関節の硬直です。体の冷えが続くと血行不良が起こり、関節痛や筋肉痛が慢性的になることもあります。さらに女性の場合は、体の冷えから子宮の血行が悪くなり、生理痛や生理不順などの原因ともなり得ます。
温活による6つの効果
体の冷えを改善する温活には、どのような効果があるのでしょうか。ここでは、温活による6つの効果を紹介します。
- 基礎代謝が上がる
- 痩せやすくなる
- むくみ予防
- 快適な睡眠がとれる
- 腰痛や肩こりがやわらぐ
- 生理痛がやわらぐ
基礎代謝が上がる
温活による効果の1つは、基礎代謝の向上です。基礎代謝は、心臓の動きや呼吸、体温の維持のための最小限のエネルギーのことです。安静時において体温が1℃上がると、代謝が約12%上がるといわれています。体を温かく保つことで、新陳代謝が促進され、エネルギー消費量が増加するのです。基礎代謝が高いと、血行促進や脂肪燃焼の効果が期待できます。
痩せやすくなる
温活によって基礎代謝が上がると、痩せやすくなるといわれています。基礎代謝が上がるとエネルギーの消費量が増え、脂肪が燃焼しやすくなり、太りにくい体に近づけます。そのため、肥満を防ぐには基礎代謝を高めることが有効です。
むくみ予防
温活の効果には、むくみ予防も挙げられます。体を温めることで血行が促進され、血管が拡張されます。組織や細胞への酸素や栄養の供給がスムーズに行われ、余分な水分や老廃物が滞りにくくなるため、むくみの発生を予防する効果が期待されます。また、体を温めることによりリラックス効果をもたらし、ストレスや疲労によるむくみも軽減されるでしょう。
快適な睡眠がとれる
温活の効果として、快適な睡眠も挙げられます。体を温めることで血行が良くなり、筋肉や関節が緩み、寝返りがしやすく快適な姿勢をとりながら眠れるでしょう。また、体がほどよく温まっていることでリラックスでき、精神的な緊張感をほぐして睡眠の質を高めることも期待できます。
腰痛や肩こりがやわらぐ
温活によって、腰痛や肩こりの緩和も期待できます。腰痛や肩こりの原因は、寒さによる筋肉の収縮や血行不良です。体を温めることで、血行が促進されて筋肉や組織が緩み、筋肉本来の柔軟性を保つことで、肩こりや腰痛がやわらぐ場合があります。
生理痛がやわらぐ
温活の効果として、生理痛の緩和も挙げられます。生理中は基礎体温が低くなり、粘度の増した血液が体外に排出されることで、痛みを感じやすくなります。そのため、冷え性の人は生理痛が重くなる傾向にあるのです。温活によって体を温めることで、子宮周辺の血行が改善され生理痛の緩和が期待できます。
温活を取り入れて体の不調を改善しましょう
温活には、基礎代謝の向上やむくみ予防など、さまざまな効果があります。体の不調を改善するためにも、日常生活に温活を取り入れてみましょう。