冷え性対策にはストレッチが有効?効果が期待できる6つの方法を紹介
冷え性対策にはストレッチが有効です。ストレッチには体を温め、血流を促進させる効果があります。そこで本記事では、効果が期待できる6つの方法を紹介します。寒い季節でも温かく快適な生活を送るために、ぜひ取り入れてみてください。
この記事を読むための時間:3分
冷え性の原因
冷え性の原因はさまざまですが、主に次のようなものが挙げられます。
自律神経が乱れている |
自律神経が乱れると、血流が調節されずに体温が適切に維持できない |
血行が悪い |
血行が悪くなると血液が全身に行き渡りにくくなり、末端が温まらずに冷えを感じやすくなる |
筋肉量が少ない |
筋肉量が少ないと、血液の循環が悪くなり末端が冷えやすくなる |
ホルモンバランスが乱れている |
ホルモンバランスが乱れると、基礎代謝が低下して体温維持ができなかったり、血行不良を招いたりして冷えが生じやすい |
基礎代謝が低下している |
基礎代謝が低いと、熱が生じずに体温が低くなり、冷えを感じやすくなる |
ストレッチに期待できる効果とは
冷え性対策でストレッチに期待できる効果はいくつかあります。まずは、ストレッチによる血行促進です。冷えを感じるときには、筋肉がこわばり手足の末端まで血液が届いていない場合があります。ストレッチで筋肉を伸ばすことで、血液の循環を促進させ、手足の冷えを緩和する効果が期待できます。
さらに期待できる効果は、ストレスの軽減と睡眠の質の改善です。ストレッチにはリラックス効果があり、ホルモンバランスを整えてくれます。また、適切な体温調節が行われるようになり、良質な睡眠を取りやすくなります。
簡単にできる6つのストレッチ
冷え性対策に、日常的にストレッチを取り入れていきましょう。ここでは簡単にできる6つのストレッチを紹介するので、やりやすいものから試してみてください。
- 手首・足首を回す
- 足指をほぐす
- ふくらはぎをほぐす
- 手の平を回す
- 脇をほぐす
- 手と足の指を閉じたり開いたりする
手首・足首を回す
手や足の先には毛細血管という細い血管が通っています。血流が滞りやすいので、しっかりと動かして循環させることが大切です。
- あぐらになって片足を反対側の足の上に乗せる
- 乗せた足の指と反対の手の指を握手するように組み、足首を固定する
- 足首をゆっくり15秒ずつ左回り、右回りで回す
- 反対の足首も同じように回す
足指をほぐす
足先をほぐすことにより、血流が良くなり冷えの改善が期待できます。
- 膝を曲げて座る
- つま先を上に向けて両方の足の指を手で握る
- 手で足の指を丸めたり反らしたりを30秒間繰り返す
ふくらはぎをほぐす
ふくらはぎの筋肉には、血液の循環機能があるため、ストレッチによって血流改善が期待できます。
- 右手で支えながら右ひざを立てて座り、左足はまっすぐ前に伸ばす
- 左足の先を掴み、ゆっくりと10秒間引き続ける
- 左右入れ替えてふくらはぎを伸ばしていく
手の平を回す
手の平回すと同時に胸を開いたり閉じたりすることで、胸の大きな筋肉の緊張をほぐれ、冷えの改善が期待できます。
- 立ち膝になって、両手を体の横に伸ばして指先を外側へ向ける
- 指先が内側・外側を向くように腕をひねる
- 指先が内側になるときは背中を丸め、外側を向くときには胸を開くように意識する
- 30秒間ゆっくりと繰り返す
脇をほぐす
脇の下には、指先へ伸びる大きな血管が通っています。大きな血管の通り道をほぐすことで、指先へ血液を循環させられます。
- 片手を握りこぶしにして反対側の脇の下に入れる
- 力こぶしをつくるように肘を曲げ、脇の下に入れた手を押しつぶすように腕を上下に動かす
- 痛みが感じない程度で30秒間続ける
手と足の指を閉じたり開いたりする
手足の指でグーパーを繰り返すと、手足・足先の血行がよくなります。手足が冷えたときや起床後などに行ってみましょう。
- 手足を前に伸ばして座る
- 手と足を同時に開いたり閉じたりを30秒間繰り返す
ストレッチで効果的に体を温めましょう
冷え性改善にはストレッチが有効です。ストレッチには筋肉をほぐして血行促進の効果が期待できます。無理のない範囲で習慣化し、効果的に体を温めましょう。